温泉やお風呂に入っていると、なんだか具合が悪くなる……という経験があるかもしれませんね。『のぼせる』という言葉が広く知られていますが、実は湯疲れという症状もあるんですよ。
湯疲れになると頭痛がしたり、吐き気を催して嘔吐してしまう場合もあるのです。そうなると、気持ちの良い温泉やお風呂タイムが台無しになってしまいますよね。しかも湯疲れになってしまっても、対策や対処を知らないかたも多いので、なかなかに厄介なものなのです。
ですので湯疲れにならないよう、しっかりと対処する部分は対処していきましょう。
そうしてから、お風呂を存分に楽しんでリラックスしていきましょうね。
ということで今回は【湯疲れ】についてご紹介します。
湯疲れとは何?
湯疲れというのは文字通りお湯につかることで疲れてしまう現象のことです。湯あたりという言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。実際のところほぼ同じものと考えて大丈夫です。
厳密に言うと『疲れること』が湯疲れであり、『疲れた結果具合が悪くなる』のを湯あたりと言います。
なんといいますか……湯疲れが第一段階であり、さらに悪化すると第二段階の湯あたりになる、というかんじですね。
第一段階の湯疲れは単に疲労しているだけで、第二段階の湯あたりになって、頭痛や吐き気がしてくる、といったイメージです。
どうして湯疲れになるの?
湯疲れの原因で最も有力なのは、温泉の成分が体の負担になりすぎてしまうということですね。
この温泉には○の効能があります、なんて見たことがあるかもしれません。適度な入浴時間ならば、効能はプラスに働きますが、長時間の入浴ならば、効能はマイナスに働くことがあります。効きすぎてしまうわけですね。
他にも「せっかくの温泉だから」と長湯をしてしまい、血圧の上昇によって具合が悪くなったりするためとも言われています。
湯疲れの症状は?
湯疲れの症状ですが、先述した通り『湯疲れ』とは単なる疲れなので、症状は疲労感・身体がだるい……といったものが症状になります。
ですが今となっては、湯疲れ=湯あたりと考えたほうが良いでしょうね。湯あたりの症状は頭痛・めまい・吐き気といったものが症状になります。せっかくのお風呂や温泉なのに気分が悪くなってしまうのはよろしくないことですよね。
さて湯疲れ、そして湯あたりの対処はどうすればいいのでしょうか。またお風呂に入る前にできることはあるのでしょうか。
湯疲れの治し方・対処って?
まず湯疲れになった場合の治し方について紹介します。これは湯あたりの治し方でもあります。
最初に浴場から出ましょう。
そして座れる所へ移動して座ってください。
そのまま扇風機の風にあたるなどして、体温を下げていきましょう。こうすることで血圧が下がって、全身の血液が落ち着いてきますよ。ただし寒気がする場合は、バスタオルなどで体を包んでください。
あとは水分補給をしましょう。
スポーツドリンクなどの糖分のある飲み物が良いですね。血糖値が下がった状態ですので、血糖値を上げる必要があります。
このように……
- お湯から上がって、
- 着替え室などで座り、
- 水分補給をする
ということで湯疲れ(湯あたり)は治ります。
嘔吐してしまうほど大変なこともあるかもしれませんが、症状の程度がどうであれ、お湯から体を離して冷ますことが大事です。
まとめ
はい、ということで湯疲れについてまとめてみますと次のとおりです。
- 湯疲れになると全身がだるくなり、疲れた感じなる。
- さらに症状が進むと頭痛や吐き気がしてくる。
- 湯疲れになったら、浴場から出て、体を冷ましながら水分補給をする。
気持ちがいいためついつい長湯をしてしまいがちですが、あまり良いものではありませんよ。
今後は適度に入浴時間を短くしてお風呂を楽しんでくださいね。