ウイルス性胃腸炎や急性胃腸炎の食事について、 消化の良いものを食べましょう

スポンサード リンク



もしウイルス性胃腸炎や急性胃腸炎といった、胃腸が弱っている時は負担をかけないことが一番になります。

食べ過ぎや飲み過ぎによる胃腸炎も同様の対応をします。
負担をかけずに寝込んで安静にしていれば治りますからね。

食事に関してですが、症状がキツイ時は食べなくてもいいです。
水分補給だけしっかりしていれば治るものです。
ですが、ある程度症状がやわらいだら回復食として、食事を食べてみましょう。

今回は胃腸炎の食事について紹介します。

胃腸炎のときの食事のポイントについて

胃腸炎とき食事にはポイントがあります。
食材をなるべく胃の負担にならずに消化のよい状態にすることです。
どうすればいいのかというと…

  • 食材はやわらかく煮込む
  • 温度は熱すぎず冷たすぎず
  • 味付けはうすく
  • 一度に沢山たべすぎない

ということです。

食材はやわらかく煮込む

固いものは胃腸に刺激になりますので、やわらかく煮込んで調理するようにしましょう。
代表的なのはおかゆですね。

温度は熱すぎず冷たすぎず

そして温度も重要です。人間の体温と近いほど消化によく、かけ離れるほど負担になります。
夏場に冷たいものをのむとお腹をくだすことがありますが、これは体温とかけ離れているためです。
熱すぎても体内の食道などがやけどしますのでよくありません。

味付けはうすく

味付けはうすくというのもポイントです。
香辛料などは胃の負担になりますのでなるべく薄くするか、避けましょう。

一度に沢山たべすぎない

最後に、一度に沢山たべすぎないのも大事です。
胃腸炎というのは胃腸が弱っており消化吸収の力が低下しています。
消化できる量が限られているので、少量をよくかんで食べましょう。

ウイルス性胃腸炎、急性胃腸炎で食べるべき食材、避けるべき食材

次に食べるべき食材と避けるべき食材です。

避けるべき食材は肉類です。
そもそも肉類は健康状態でも消化に悪い食べ物ですので、胃腸炎のときは絶対避けましょう。
消化しきれず腸の中で腐敗して毒ガスを発生させ、大腸がんのリスクがぐっと高まります。

また食物繊維の多い食べ物も避けましょう。ごぼうやこんにゃく、豆やとうもろこしなどです。胃腸炎のときは食物繊維のような消化できないものが腸にはいらないようにします。

では、次は食べるべき料理を紹介します。

おかゆ

昔からの定番ですが胃に負担が小さいのでオススメです。
炭水化物で体のエネルギーになってくれます。
熱々はよくありませんので適度に冷まして食べましょう。

⇒【cookpad】でおかゆのレシピを見てみる

煮込みうどん

おかゆ以外ではやわらかく煮込んだうどんもいいですね。
薄味のお醤油で煮込むと食べやすいと思います。

⇒【cookpad】で煮込みうどんのレシピを見てみる

大根おろし

大根おろしは食物繊維がありますが、それ以上に消化酵素のアミラーゼが消化を助けてくれるのです。
アミラーゼはデンプンの分解をサポートしてくれるので、おかゆや煮込みうどんに加えましょう。

りんごおろし

昔は病人にりんごおろしを食べさせるということがありましたが、現在でも有効です。
ビタミンが豊富でエネルギー源である炭水化物も含まれています。
りんごの甘みのある味は弱った体に染み入り、元気にしてくれます。

ゼリー飲料

これらの食べものが面倒だった場合は、市販のゼリー飲料もいいです。
ビタミン・ミネラルがバランス良く配合されていますので、胃腸炎の食事としては申し分ないでしょう。
スーパーのゼリー飲料は冷えていないものを選びましょう。

胃腸炎の食事はだいたいこのくらいですね。
推奨できる食事はあまり多くはありませんが、胃腸炎が回復すればなんでも食べられますのでしっかり治していきましょう。

ウイルス性胃腸炎、急性胃腸炎の飲み物は?

さて、食事以外の飲み物にも気をつけて欲しい部分があります。
前の通り、冷たいものをはじめ胃の負担にならないものが望ましいです。
ですので、炭酸飲料やカフェインの入ったコーヒーは避けましょう。

特にエナジードリンクなんてものは最悪です。炭酸ですしカフェインが入っています。
一見、飲むと元気になりそうですが胃腸炎の際は飲まないようにしましょう。

やはり人間の体温くらいの温めた水(白湯)が一番です。
下痢が激しい時は脱水症状の防止のため、経口補水液もいいでしょう。
スポーツドリンクは糖分が入りすぎているのでおすすめしません。

日頃のケアも大事に!

ウイルス性胃腸炎や急性胃腸炎といった胃腸炎を機に、胃腸について考えるのもいいでしょう。日頃から臓器の負担にならないような食事を心がけるということです。

現在の食生活は、濃い味、異常に多い化学調味料、キンキンに冷えた飲み物といったもので溢れています。それらは体がいくら健康と言えども胃腸の負担になります。

やはり胃腸に負担をかけるということは、胃腸を弱らせ免疫力を低下させます。
つまり胃腸炎の格好の標的になることを意味します。

胃腸炎の辛さを知った皆さんなら、今後の食事は体のことを考えて、負担になるものはほどほどに控えましょう。

まとめ

はい、ということでウイルス性胃腸炎や急性胃腸炎などの、胃腸炎の食事をまとめますと

  • 煮込んだり、食べる量を調整して消化をよくする。
  • 肉類は禁止。食物繊維が多いものも控える。
  • 推奨できる食事はおかゆ、煮込みうどん、大根おろし、りんごおろし、ゼリー飲料。
  • 飲み物も、体温に近い水が良い。炭酸飲料やカフェインは控える。
  • 日常から胃腸に気を使うことで、今後の再発防止にもつながる。

ぜひ安静にして早く治してしまいましょう。