寒い時期になるとお世話になるのが石油ストーブや石油ファンヒーターですね。
家電屋さんにいくと様々な種類がありますが、人気なのが石油ストーブ、石油ファンヒーターです。
一見すると同じように見えるのですが、石油ストーブと石油ファンヒーターの違いはあるのでしょうか。
また、燃費はどうなっているのでしょうか。
今回は石油ストーブと石油ファンヒーターの違い、燃費などについて紹介します。
石油ストーブと石油ファンヒーターの違い
石油ストーブと石油ファンヒーターの違いは簡単です。それはコンセントの電気を使用するかしないかの違いです。
どちらも基本的に石油に火を付けて暖を取ることになります。
この火をつけるときに…
石油ストーブはマッチやチャッカマンなどの火を使います。
最近では点火の時に乾電池を使うタイプもありますね。
このように石油ストーブはコンセントの電力を必要としません。
対して石油ファンヒーターはコンセントの電気を使い放電による火を使います。
さらに火力を強めたり、弱めたりするときもありますよね。
ここでも石油ストーブは火の部分を手動でコントロールし、電力を必要としません。
対して石油ファンヒーターはスイッチで火力を調整することになります。
電気が通ってないとコントロールできないのです。(そもそも電源がないと稼働しません)
このようにコンセントによる電力を必要とするかしないかの違いがあります。
必要ないのが石油ストーブ。必要なのが石油ファンヒーターです。
石油ファンヒーターと石油ストーブの違いによるメリット
そして、それぞれメリットがあります。
石油ストーブは電源がなくても動くので、災害時などで停電になっても暖を取ることができます。置き場所もコンセントのあるなしにかかわらず使えますね。
対して石油ファンヒーターは電力をつかいさまざまな設定が可能です。
タイマー設定、室温を感知して自動火力コントロール、異常時に緊急消灯ということもできます。
なのでタイマーを活用して寝ながら使うことも可能ですし、火事の危険性も石油ストーブと比べて少ないといえます。
石油ストーブと石油ファンヒーターの燃費は?
つづきまして燃費です。
基本的には石油ファンヒーターの方が燃費はいいと言えます。
というのも石油ファンヒーターはファンがついており、風を送る事が可能です。
要は熱風を送ることができるということです。
遠く離れた場所を温めるのに、石油ストーブだと火力を上げる(石油の消費をあげる)必要があります。対して石油ファンヒーターは風を送ることができますので、それほど火力を上げずとも熱風で温かく感じます。
なので石油の消費は石油ストーブと比べて少なくなり、少量の石油でも暖かい石油ファンヒーターのほうが燃費はいいといえます。
ちなみに石油ストーブも改良が施され、石油消費をおさえつつ温かく感じるモデルも登場してきています。赤外線を反射する銀のパネルがついた『反射式』の石油ストーブは体をポカポカさせてくれます。
また、筒状の形をした『対流式』の石油ストーブは暖かい空気が上に行くようになっており、部屋の空流を動かして温かくしてくれるタイプです。
それと石油ストーブはストーブ上部が熱くなり、お湯を沸かせるくらいの温度になります。
なので水を入れたやかんを置いておくと、お湯もわかせて湯気による加湿器の役目も果たしてくれます。湿度を高くすると体感温度が高く感じますので石油も少量ですみますし、これは燃費をよくするテクニックです。
まとめ
はい、ということでまとめると
- 石油ストーブと石油ファンヒーターの違いはコンセントの電力を使うか違い。
- 燃費は石油ファンヒーターの方が良い。石油ストーブも工夫すれば燃費UP可能。
という感じですね。
それぞれメリットがありますのでそれぞれ吟味して選んでみましょう。