柿の栄養やカロリー、保存方法、そして食べ過ぎと便秘や下痢について

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秋になるときれいに色づく柿。
時たまテレビなどで特集されていますが、柿にはユニークな特徴があります。

そのまま、食べてもいいですし柿を使用した健康グッズを買うのもオススメです。
特に便秘の方には積極的に食べてほしいですね。(ただし食べ過ぎには注意が必要です。)
秋には旬の柿が沢山購入できますので、上手に保存して長持ちさせてみてください。

今回は柿の栄養やカロリー、柿タンニンについて、便秘との関係、そして保存方法について紹介します。

柿の栄養とカロリー

柿の栄養で特徴的なのはビタミンCです。

ビタミンCというと柑橘類のレモンなどをイメージするかもしれませんが、果物ではレモンに次いで多いのです。

100gあたりのビタミンC含有量は、レモンが100mgなのに対して柿は70mgあります。
ちなみに100%グレープフルーツジュースは53mg、ネーブルは60mgほどです。

ビタミンCというと美肌や肌荒れでお悩みの方に摂取して欲しい栄養ですからね。(ビタミンC誘導体という化粧品もあるくらいですから)
柿を食べることはお肌の美容にもいいといえるでしょう。

他にはカリウム、マンガン、葉酸、ビタミンB6、ペクチン(水溶性食物繊維)などが含まれています。ちなみにカロリーは生柿一個あたり、90kcalです。
大きめの柿だと125kcal、小さめの柿だと70kcalくらいです。

ごはん一膳で240kcalくらいです。
カロリーを見ると、大きめの柿2個でごはん一杯くらいといえますね。

柿タンニンって?

柿の栄養で忘れてはならないのが柿タンニンです。
健康や美容に詳しい方はご存知かもしれませんね。

タンニンというのはポリフェノールに分類されるもので、食べたときに『渋い』と感じるのがタンニンです。赤ワインなどにもタンニン含まれていますね。赤ワインの渋みと柿の渋みは、このタンニンが関係しています。
柿に含まれるタンニンを特に柿タンニンと言います。

タンニンはポリフェノールということで、巷で言われているポリフェノールの効果をもたらしてくれます。
体内の悪玉菌を減少させ、血流の流れをスムーズにさせる働きがあります。
それによって動脈硬化の防止につながり、メタボの改善をサポートしてくれます。
また消臭効果や殺菌効果にすぐれ、ボディーソープの成分として使われることもあります。

ワインのポリフェノールが注目を集めた時がありましたが、柿のポリフェノール(柿タンニン)も注目を集める日が来るでしょう。

柿は食べ過ぎると便秘解消どころか、下痢や便秘になります。

さて、柿は素晴らしい栄養が詰まっているのですが、食べ過ぎには注意が必要です。
というのも、柿を食べすぎると便秘や下痢をはじめとした不調が起きるからです。

これは柿タンニンの影響によります。

柿タンニンは体内で固まる性質があり、大量に摂取しすぎると胃腸の中で胃石とよばれる物体になります。胃石があるというのは体内に異物があるということです。こうなると胃腸の調子が崩れて、便秘になったり下痢になります。

さらに柿タンニンには消化器官の働きを抑える効果があります。
なのでたくさん食べすぎると消化器官(胃腸)の働きが低下して、正常に機能しなくなります。そうなると、やはり下痢や便秘といった症状があられます。

ですので食べ過ぎには注意しましょう。

なにやら恐い果物に思えたかもしれませんが、あくまで食べすぎた場合であって、適量であれば便秘解消に役立つフルーツです。1日2、3個なら適量ですのでこのくらいにとどめましょう。

柿の保存方法

柿の保存ですが、冷暗所に保存するのが基本です。可能であれば冷蔵庫に保存するのがいいでしょう。そして新鮮な柿として保存するにはコツがあります。

それは保存の際にヘタを湿らした状態にすることです。

実は柿はヘタから呼吸をするといわれるくらい、水分がヘタから蒸発します。
蒸発して水分が抜けた柿なんて…美味しくないのは簡単に想像できるでしょう。
だからヘタの水分蒸発の対策をします。

柿のヘタ部分に水で濡らしたモコモコのコットン、ティッシュなどで覆います。
そしてポリ袋などにいれて、ヘタ部分が下になるように(柿の実が上側になるように)して保存します。こうすることで歯ごたえが新鮮な柿として保存できます。

2、3週間ほど持ちますのでその間に食べきりましょう。

まとめ

はい、ということでまとめると

  • 柿の栄養はビタミンCが豊富、他はカリウム、マンガン、葉酸、ビタミンB6、ペクチン(水溶性食物繊維)など
  • 柿のカロリーは中ぐらいの大きさで90kcal、大きめなら125kcal、小さめなら70kcal
  • 柿タンニンというポリフェノールも含まれており、健康をサポート
  • 便秘解消に役立つが、食べ過ぎには注意する。
  • 柿の保存はヘタからの水分蒸発を防ぐようにすると良い。そうすれば冷蔵保存で2,3週間はもつ。

柿を美味しく召し上がってくださいね。