米が主食の日本人にとって、稲刈りは一大イベントですね。
農家の方はもちろん、一般の方も稲刈り体験イベントに参加してお米の収穫を体験してみましょう。
そんな稲刈りですが、具体的な時期は何月なのか意外と知らないものです。
また、服装はどうすればいいのか、雨の日の稲刈りはどうするのか…。
大人でもなかなかわからないものですよね。
ということで今回は稲刈りの時期や服装、雨の日について紹介します。
稲刈りの時期って?
まず稲刈りの時期ですが、9月がピークとなります。
お盆が過ぎて涼しくなってきた頃に、稲がずっしりと実ります。
稲刈り体験なども9月が多くなってくると思います。
しかしながら、実際の稲刈りは地域(や農家)によってまちまちです。
7月に稲刈りをすることもあれば、11月に稲刈りをする地域もあります。
稲の生育環境によって育ち方に差があるので、稲刈りの時期も地域ごとに違いがあるのです。
実際に稲刈りをする農家の方に、稲の生育状況を聞いて、稲刈りの時期を聞くのが正確ですね。
豆知識ですが、日本の稲の約半分はコシヒカリです。
コシヒカリの稲刈りの時期はだいたい9月くらいなのですよ
稲刈りの時期でお米の味が変わる
ところで稲刈りの時期によって、お米の味も異なるそうです。
通常の稲刈りの時期よりも早くしたり、遅くすることでお米が変化するためです。
稲刈りの時期が早いと、早刈りになって未成熟なお米になります。
未成熟ということで味的にベストなお米ではありませんが、いち早い新米ということで注目度が高くなります。
もちろん未成熟とはいえ、味的にしっかりしているので美味しく食べれますよ。
稲を遅く刈ると、熟成したお米になります。イメージ的には完熟トマトといった感じです。
完熟なのでさぞかし美味しいだろうと思われますが、意外とそうではありません。
あまりに成長しすぎると、お米にひび割れが発生して品質が落ちてしまいます。
ひび割れて日にちが経過したお米は栄養が落ちてしまい、味もよくありません。
等級落ちといって、ランクが下がってしまうのです。
早すぎるのもおそすぎるのも、一長一短あります。
お米は新米が登場してしばらくしたくらいが、ちょうどいいのかもしれませんね。
稲刈りの服装って?
稲刈りの服装は難しく考えないで大丈夫です。大人も子供も共通しています。
それは次のとおりです。
- 長袖、長ズボンで動きやすい服装。ジャージなどがいいでしょう。
- 軍手。農具が滑らないよう、ゴム付きの軍手が良いです。
- ゴム靴、長靴。水があった場合、泥やぬかるみがあります。
- 日よけの帽子、汗ふきタオル。
このくらいあるといいでしょう。
あとは水分補給の飲み物や、作業の退屈しのぎのガムやキャンディーなどがあるといいです。
虫刺されやちょっとした怪我は十分ありますので、簡単な薬やバンソウコウもあれば完璧です。学校やイベントで稲刈りをするなら、注意事項があるとおもいますので合わせて確認しましょう。
稲刈りで雨が降ったら?
雨の日は稲刈りはどうすればいいのでしょうか。基本的には稲刈りをしません。
雨の日は地面がドロドロにぬかるみすぎて、稲刈りに適さない環境になります。
稲刈りコンバインもぬかるんで入れない可能性も出てきます。
また、雨で濡れて湿った稲はすばやく乾かさないと、品質がガクンと下がります。
ランクがダウンするのはもちろん、商品として出荷できない状態にもなってしまうのです。
そんなことをするくらいなら自然乾燥を待って、晴れの日に稲刈りをした方がいいです。
なので雨がやんで数日待って、稲と地面が乾くのを待ってから稲刈りするのがベターです。
ですが待ちすぎると今度は稲が成長しすぎて、米が割れ始めます。
だから待ちすぎてもいけないのです。
雨天の稲刈りは判断が難しいところですが、小雨くらいであればコンバインで稲刈りをする方も多くいらっしゃいます。こればかりは農家の方の判断次第ですね。
稲刈り最適期間と判断したら、多少の雨でも強引に稲刈りすることは十分にあります。
ちなみに一般の方向けの稲刈り体験の場合は、雨の日は中止になると思いますので確認してみましょう。
まとめ
はい、ということでまとめると
- 稲刈りの時期は9月がピーク。7月~11月をすることも。
- 稲刈りの服装は、長袖長ズボン、軍手、ゴム長。
- 雨の日の稲刈りは基本しない。小雨なら行うことはある。
こんな感じですね。今年も良い稲刈りをしていきましょう。