パン製品を作る時にお世話になると思うドライイースト。様々なメーカーからドライイーストが出ており、消費者の私たちはたくさんの製品の中から選び放題と言えます。
そんなドライイーストですが食品成分を見てみると、添加物を入っていることが分かると思います。あまりに危険なものは基本的には入っていないので(もちろん大量に入っているものでもないので)細かく気にすることはありませんが、どうしても添加物が気になる方もいらっしゃるかと思います。
少量でも、長期間摂取し続けると良くない……とも言われていますしね。
そこで今回は【ドライイーストの添加物】についてご紹介します。
目次
市販のドライイーストの添加物を紹介、無添加のものも!
各メーカーのドライイーストの添加物を紹介しますので、これから購入される方は参考にしてみてください。
また後半で、添加物なし(無添加)のドライイーストも紹介しますので、良さそうだなと思った方はチェックしてみてくださいね。
カメリヤのドライイーストの添加物
日清 スーパーカメリヤ ドライイースト 50g×1袋 |
日進さんから発売されているカメリアのドライイーストの添加物は次の通りです。
- ドライイースト
- 乳化剤
- ビタミンC
このように三つの原材料から成り立っており、乳化剤とビタミンCが添加物と言えるでしょう。
ビタミンCは酸化を防止するための添加物ですね。
乳化剤は製品の製造過程において品質を一定にするために使われるような添加物です。ドライイーストの顆粒一粒一粒の品質がばらついてしまうと良くありません。なので乳化剤を使ってどれも一定のクオリティになるようにしています。
サフのドライイースト(赤)の添加物
サフ ドライイースト 赤 125g |
料理にこだわる方ならご存知かもしれませんね。
サフのドライイーストの添加物は次のとおりです。
- イースト
- 乳化剤
- ビタミンC
乳化剤とビタミンCが添加物に該当するでしょう。役割はカメリアのドライイーストで紹介した通りです。酸化防止や品質を保つために使われています。
酸化防止をされている……とはいえ酸化防止力にも限度がありますので、あまり長期間放置していると、ドライイーストが酸化してしまうようです。その結果、うまくパンが膨らまないこともあるみたいですよ。
サフのインスタントドライイースト(金)の添加物
サフ インスタントドライイースト 金 125g |
サフの金パッケージの添加物は次のとおりです。
- イースト
- 乳化剤
- ビタミンC
赤と同じですね。乳化剤とビタミンCが使われています。
赤サフと比べて菓子パンづくりに適した製品になっています。
カメリアのドライイーストから変えてみた所「できあがりがふっくらになった!」という方も多いですよ。
有機穀物で作った天然酵母ドライイーストタイプ
有機穀物で作った天然酵母 ドライイーストタイプ 3g×10本【イチオシ】 |
見たことがあるでしょうか。天然酵母のドライイーストです。
原材料は……
- 有機とうもろこし
- 有機小麦
- 有機馬鈴薯でん粉
- 酵母
となっています。
添加物は使われていませんよ。ですので無添加のドライイーストをお探しであれば、この商品を購入して使うと良いでしょう。
添加物が使われていないので、保存性は高くありません。
開封してから一ヶ月が限度でしょう。
とはいえ、よくドライイーストを使う方であれば問題はないと思います。
ニップンふっくらパンドライイースト
ニップン ふっくらパン ドライイースト 60g お徳用 |
コチラもよく見かけるドライイーストかもしれませんね。原材料は……
- イースト
- 乳化剤
- ビタミンC
……となっています。
乳化剤とビタミンCが添加物です。
白神こだま酵母ドライGの添加物
白神こだま酵母 ドライG 200g【イチオシ】 |
このようなドライイーストもあります。原材料は……
- 酵母
これだけです。本当に酵母のみなんですよ。通常のドライイーストより発酵に時間がかかります。
しかし出来上がりは絶品で、ドライイースト特有のツンとした臭いが無いと評判なんですよ。
割高ではありますが、こだわり派の方であれば気にいると思います。
フェルミパンのインスタントドライイーストの添加物
Fermipan フェルミパン インスタント ドライイースト 赤 east 500g |
オランダの伝統のある会社が開発したドライイーストです。原材料は次のとおりです。
- イースト
- 乳化剤
添加物は乳化剤ですね。
こちらのドライイーストは糖分の少ない生地(砂糖の量が粉に対して15%以下の生地)用のドライイーストだそうです。ですので菓子パン系ではないレシピに使うといいでしょう。予備発酵はいりません。
まとめ
はい、ということでドライイーストの添加物についてまとめてみますと……
- ドライイーストによく使われている添加物は乳化剤とビタミンC
- 酸化防止と品質のバラつきをおさえるために使われる。
- 探せば無添加のドライイーストもある。添加物が気になる方におすすめ。
という感じですね。添加物の使われたものも、無添加のものも一長一短です。
ご自身の料理状況を考えた上で、ドライイーストを選択してみましょう。