お盆飾りのきゅうりとなすで作る馬と牛。
精霊馬と呼ばれ、ご先祖様を送り迎えしてくれる乗り物だとされています。
きゅうりは足の早い馬で、早く帰ってくるように。
なすは遅い牛で、ゆっくりこちらを振り返りながら帰られるように。
また、お供え物など荷物を持ち帰られるように、という意味があるようです。
精霊馬は全国の多くの地域で作られるようですが、作り方は地域や家庭によって様々。
今回は、我が家流の精霊馬の作り方をご紹介します。
ぜひご参考になさってください。
お盆のきゅうり馬なす牛(精霊馬)の作り方!我が家流しっぽ付き用意するもの
- きゅうり
- なす
- とうもろこしのひげ
- 棒
いつもは、普通の何本か入りのきゅうりとなすを使っていたのですが、今回は精霊馬セットを発見したのでそちらを使いました。
さすが、精霊馬用のきゅうりとなすでしたので、太くて立派でございます。
棒もさしやすくていいですね。昨年は上手いこと足のバランスが取れなくて何本か失敗しました(笑)
セットにはほおずきが入っていたので、今回は一緒に飾ります。
我が家のきゅうり馬にはしっぽがつくので、とうもろこしのひげを用意します。
棒は割り箸でいいです。セットの棒は麻幹?でしょうか。
精霊馬の作り方
作り方は至って簡単、足としっぽを付けるだけです。
①きゅうりとなすに4本足で立つようバランスよく棒をさす
きゅうりとなすは、棒をさすやすいように太くて立派なものがいいですね。
棒はマッチ棒やつまようじなど小さくて細いものでもいいので、その場合は小さめのきゅうりとなすでもいいかもしれません。
今回のきゅうりは瑞々しくて、棒をさしたら液が勢い良く迸り出ました。
穴だらけにしないためにも、一発で決める!と全神経を集中させていきましょう!ここさえ終わればこっちのものです。フフフ
②しっぽをつける
きゅうり馬にしっぽをつけます。
とうもろこしのひげを用意します。
フサフサのしっぽがいいので、量を見てしっぽ分をとります。
きゅうりにつける部分は量があると入らないので、必要に応じて透いておくと良いでしょう。
きゅうりのお尻に包丁で切れ目を入れます。
切れ目にとうもろこしのひげを入れます。
包丁で巻き込むように入れた後、つまようじなどで中に押し込んでいきます。
完成
これで我が家流、精霊馬の完成です!
今回ほおずきがありましたので、セットに付いてきた棒に茎を入れて提灯のようにしてみました。
これで、ご先祖様も帰ってこられますね!
しかし今年は迎え火を焚く前に、家の中に珍しくハエが入ってきたので、もしかしたらハエのほうに乗って来たのかもしれません。
なんでも、ご先祖様が帰ってくる期間にセミやカナブンなどの昆虫が家に来たら(網戸など)、急ぎご先祖様がその昆虫に乗って帰ってきていることがあるんだとか。
そういうときは、捕まえずに一声掛けてあげるといいそうですが……。