○○カーニバル開催中!というようなイベントに遊びに行く事があるでしょう。
催し物を含めてお祭り騒ぎで楽しいですよね。
いっぽう同じように、○○フェスティバルというものもあります。
こちらも一大イベントとして全国から人が来ることもよくあります。
このカーニバルとフェスティバルというのは、何か違いがあるのでしょうか。
今回はカーニバルとフェスティバルについて紹介します。
カーニバルとフェスティバルの違いって?
カーニバルもフェスティバルも両方とも英語です。
スペリングはcarnival(カーニバル)、festival(フェスティバル)と書きます。
どちらもお祭り的な意味なのですが、具体的にはお祭りの内容が違うのです。
それはカーニバルは歴史的な意味のあるお祭りであり、フェスティバルは歴史的な意味があるわけではないお祭りなのです。
例えばハロウィンや祈願祭、サンバ衣装で踊りながら参加するのはカーニバルです。
対して音楽ライブを見て聴いて楽しんだり、お花見を楽しむのはフェスティバルです。
日本では両方とも『お祭り』の一言で表せるので、違いがわかりづらいかもしれませんね。
英語圏の文化を知ると違いが理解しやすい
カーニバルとフェスティバルは元が英語であり、英語圏の文化を知ることが大事になってきます。カーニバルは日本語では「謝肉祭」とも呼ばれます。
西洋圏では肉を食べない日があります。
これはイエス・キリストが40日間断食をしたという故事が由来になっています。
それに見習って「我々も肉を断食しよう!」ということになのですが、断食の前の期間に大いに食べて飲んで騒ごうというイベントが謝肉祭なのです。
なので自身がお祭りでワイワイ騒いで参加する、という意味がカーニバルです。
豊作を願ってお祭り騒ぎをするのも、神様に関係した伝統があるお祭りなのでカーニバルといえますね。
一方でフェスティバルは「お祭り」と呼びます。
これは単純にお祭りであり歴史的な何かが必要なのではありません。
歴史的なルールはなく、勝手にワイワイ騒いだりするのがお祭りです。
例えば音楽フェスティバルは主催者が勝手に決めたことであり、それは単なるお祭りですね。
中古車フェスティバルも業者が勝手に開催しているだけのお祭りです。
フェスとかフェアとか、フェスタって?
ところで、似たような言葉で『○○フェス』『○○フェア』『○○フェスタ』という言葉もありますね。これもお祭りを表す言葉です。
フェスというのはフェスティバルを略した言葉です。
なので使い方はフェスティバルと同じ、単なるお祭りごとを意味します。
フェスと略したほうが、なんとなく若者向けの感じがしますね。
フェアというのは見本市、展覧会、展示会といった意味を表します。
特定の分野のものを集めて、お祭り騒ぎするのがフェアです。
コミックマーケットや着物フェア、フリーマーケットなどが該当します。
フェスタというのはイタリア語であり、フェスティバルと同じ意味をもちます。
なのでイタリアに関係するようなお祭りであれば、フェスタと言えるでしょう。
ですがイタリアに関係なくてもフェスタという言葉は使われており、フェスティバルのお洒落な言い方、というニュアンスがあります。
ジャンプフェスタやデザインフェスタ、バルーンフェスタなどがあります。
まとめ
はい、ということでまとめると
- カーニバルは謝肉祭と呼ばれ、歴史的な背景のあるお祭り。
- フェスティバルはお祭りと呼ばれ、単純なお祭りのこと。
- フェスはフェスティバルの略語。
- フェアは展示会や見本市とよばれ、特定のものを集めて売買したりするお祭り。
- フェスタはイタリア語であり、フェスティバルの意味。
参考になればと思います。