おめでたい日の晴れ着として、女性の姿を華やかにしてくれるのがお着物ですよね。
普段洋服を着ている私たちにとって、お着物はなかなか慣れないものです。
お着物に関してわからないこともたくさんありますよね。
袴とブーツを合わせる際に、それぞれ長さをどうすればいいのか迷うことがあると思います。
袴はどのくらいの長さにすればいいのでしょうか。
またブーツはどのような長さのブーツを選べばいいのでしょうか。
今回は【袴とブーツを合わせる際の長さ】についてご紹介します
袴の長さは?
まず基本的には袴とブーツ合わせる際は袴を短めになるように調整しておくと良いでしょう。
草履にするならば袴の長さはくるぶしにしておく必要があります。
そうしないと袴を踏んでしまい歩きづらくなるためです。
一方でブーツの場合はくるぶしよりも上にくるようにするといいですよ。
これは歩きやすさを実現するのとともに、ブーツの紐が袴にぶつかって袴が痛まないようにするためでもあります。どのくらいの長さにするかですが、くるぶしの2、3cm上に袴のすそがくるような長さにすればOKです。
ということで袴の長さはくるぶしの高さから2、3センチほど上になるように調整するといいですよ。
もし、くるぶしの丈の袴をすでに持っているならば、袴を2、3センチほど高めに履くようにすれば大丈夫です。お店で裾直しをしてもいいでしょう。
ポイントブーツと合わせる時の袴の長さはくるぶし2、3cm上がおすすめ
とはいえ、袴の長さに絶対は無い
ただしこのくるぶし2、3cm上という長さは絶対ではなく、あくまで一つの基準であるということを覚えておいてください。要は袴の長さというのは『好きなように調整していいもの』なのです。
ですから、くるぶしより1cm上という長さでもいいですし、5cm上という長さでも問題ありません。
袴の長さは、ブーツの全体が見えるほどの長さでもいいですし、草履とほとんど変わらないような長さでもいいのです。(両方ともお着物の着付けとしてアリですからね)
お着物というのはそのくらい自由なものですので、あまり難しく考えすぎないようにしましょう。鏡を見ながら、ご自身で良いと思える着こなしを色々と調整してみてくださいね。
自由でいいのですが、ポイントといいますか、コツがあります。
それは『歩く際の歩きやすさ』と『歩いた時にブーツの上の地肌が見えないように調整する(ただし見えても問題はない)』ということです。
この二点をおさえて、袴の長さを自由に調整してみてください。
ポイント袴の長さは自由でOK。歩きやすく、ブーツより上の肌が見えないようにするのがコツ
ブーツの長さは?
ちなみにですが、袴に合わせるブーツの長さも定番があります。
かかとから履き口までの長さ(いわゆる筒丈)と呼ばれる長さですが15cmの長さがあればいいでしょう。15cmより短いとレトロな大正、昭和的な可愛さになります。
編み上げのブーツであれば上品におしゃれに見えますね。
この筒丈の長さを基準として、歩く際にブーツより上の素肌が見えないように、袴の長さを調整しておくと良いでしょう。
ヒールは5cm~10cmの長さが良いと思います。
太すぎす、細すぎず、おしゃれで歩きやすいブーツを選んでみてください。
また、着付けの際は着付け専門のスタッフと一緒にやるとスムーズだと思いますので、いろいろと相談しながらやってみるのもいいですよ。
ポイントブーツの長さは筒丈15cmくらい、ヒールは5cm~10cmがおすすめ
まとめ
はい、ということで、袴とブーツの長さについてでしたまとめますと
- 袴の長さはくるぶしの上2~3cmほどの長さにするのが基本
- ただし絶対すべきという長さではなく、長さはお好みでOK。
- ブーツより上の地肌が見えないようにするのがコツ(ただし見えても問題ではない)
- ブーツの長さは、筒丈なら15cm前後、ヒールは5cm~10cmがおすすめ
こんな感じですね。はじめてで不安かもしれませんが、実際にやってみると大した事はありませんので、ぜひ勇気を持ってチャレンジしてみてください。