てんさい糖というお砂糖のことをご存知でしょうか。
あまり聞き慣れないお砂糖ですので「てんさい糖とはいったい何?」と疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。
このてんさい糖というのは、実は隠れた人気商品なのですよ。従来の白砂糖と比べて様々な違いがあり、美容健康を意識する方や血糖値が気になる方が特に注目しているお砂糖なのです。
子育てをする親御さんを見ても「子供のために白砂糖ではなくてんさい糖を使うようにしました」なんて方もいらっしゃるくらいですからね。
てんさい糖をお持ちでない方は少量でいいので一度使ってみるといいですよ。その白砂糖とは違う使い勝手にびっくりすると同時に、魅力に取り憑かれてしまうかもしれませんね。
ということで今回は【てんさい糖とは】についてご紹介します
てんさい糖とは?
てんさい糖とは甜菜(砂糖大根)を原料としたお砂糖であり、なるべく原料の良さを活かすように精製をしたお砂糖のことです。
株式会社ホクレンさんのてんさい糖がおそらく有名だと思います。
スーパーにいくとこのようなパッケージのてんさい糖を目にするかと思います。
そもそもですが、お砂糖の原料というのは二種類のものがあります。
それはサトウキビと、甜菜(砂糖大根)です。
甜菜は『てんさい』と呼びます。別名として砂糖大根とも呼ばれていますね。
その『甜菜』を原料にして、素材を活かすように精製したのが『甜菜糖(てんさい糖)』なのです。
てんさい糖は天才糖?甜菜糖?
ちなみに変換ワードとして『天才糖』と変換されることがあります。
実際のところ天才……とは関係のないものであり、正しくは『甜菜糖』というものなんですけどね。『甜菜糖(てんさい糖)』を食べることで天才になる、というようなものではありませんよ。
とはいえ、通常のお砂糖(白砂糖)と比べて違いがあり、てんさい糖は体によさそうな特徴をもっています。より健康的な毎日を過ごして天才を目指す……、という意味ではてんさい糖は天才糖といえるかもしれませんね。
てんさい糖と白砂糖の違い
さて。このてんさい糖は白砂糖(上白糖)と比べて、何が違うのでしょうか。
まず製法が違います。
てんさい糖は甜菜(てんさい)を原料としています。
そしてお砂糖として必要最低限の精製で作られます。いわば、ゆるめに精製をして作られるお砂糖です。ですので、甜菜(てんさい)が持つ栄養素などを多く含むお砂糖となります。
一方で、お砂糖としての甘みはそれほど強くありません。
白砂糖もお砂糖なのですが、サトウキビを原料とします。
そして精製をより細かく行い、主成分のショ糖が99%を占めるまで精製を行ったものが白砂糖です。てんさい糖と比べて精製をしっかりしているため、甘みが強いお砂糖になります。
一方で原料のサトウキビらしさ、サトウキビのもつ栄養素はほぼ含まれていません。
このように、てんさい糖と白砂糖には原料と精製の違いがあり……
- てんさい糖は甜菜(てんさい)を原料とする。精製はゆるめ。
- 白砂糖はサトウキビを原料とする。精製はしっかり。
というような違いがあります。
てんさい糖にはオリゴ糖がある
そして、てんさい糖は白砂糖と比べて、栄養も違います。
白砂糖は先ほどご紹介したとおり、99%がショ糖(炭水化物)であり、残りは水分などです。
てんさい糖も同じようなものですが、てんさい糖には他の砂糖にはない栄養として『オリゴ糖』が含まれています。
オリゴ糖といえば、腸内環境を整えてくれる善玉菌の栄養となる成分です。
すなわちてんさい糖を摂取することで、善玉菌のサポートになって、その結果が健康的な生活へとつながっていくのです。
てんさい糖といえば、オリゴ糖!そんなことが言われるくらい、代表的な成分ですね。
ちなみに、きび砂糖というのも人気のお砂糖になっています。
まとめ
はい、ということでまとめますと
- てんさい糖とは甜菜(砂糖大根)を原料としたお砂糖。なるべく原料の良さを活かすように精製をしたお砂糖
- てんさい糖と白砂糖には原料と精製の違いがある
- てんさい糖の最大の特徴はオリゴ糖がある
このような感じですね。普段のお砂糖をてんさい糖にすると、新しい生活になるといっても過言ではありません。一度お試ししてみてくださいね。