クミンシードの効能ですが、基本的にはスパイスのクミンと同じであります。
クミンシードは実をまるまるスパイスにしていますので、余すことなくクミンの栄養を摂取することができます。粉にしていないぶん空気に触れる面積が少ないため、酸化などに強いのがクミンシードの特徴ですからね。
クミンシードをフライパンなどで熱して、油と混ぜて油にクミンの香りを移す、という手法がありますが、それはやはりクミンシードの方がクミン本来の栄養などを保っているためですよね。
さて、今回は【クミンシードの効能】……クミンシードの栄養からもたらされる私たちの体への効能などをご紹介します。
目次
クミンシードの効能……といいますか注意点
まずはじめに一つ注意点があります。
クミンシードはお薬ではありませんので『効能』という言い方は、厳密には正しくはありません。何か病気を治したり、治療するというような意味の『効能』はありませんよ。
クミンシードの栄養がもたらす、私達の体に働きかけるという意味での、俗に言う『効能』を紹介します。
なにかややこしくなってしまいましたが、次からはわかりやすくクミンシードの効能を紹介していきますね。
クミンシードの効能を紹介
クミンシードの最も注目を集めている効能といえば『体の糖化』の防止予防です。
糖化というのは私たちの食事の余分な糖質がタンパク質と結合することです。
タンパク質は私たちの体を構成するものですが、そこに余分な物がついてしまうのが体の糖化です。
白米やパンなどを主食とする私たちは、食事に対してこだわっていないならば『体が糖化している』と言って間違いありません。実は大変なことなんですよ。
そしてその体の糖化を予防するのが、クミンシードの注目されている大きな働きなんですね。
インドのHyderabadにある国立栄養研究所で『体の糖化』の予防実験を行った所、クミンシードが大きな予防結果を出したのです。
そんなクミンシードで『体の糖化』を予防することは次につながってきますよ。
ほうれい線の予防
口元に大きな跡を残すほうれい線。このほうれい線があるとかなり老けて見えてしまいますよね。
そんなほうれい線の予防を、クミンシードはしてくれます。
体の糖化というのは、ほうれい線をどんどんを促進すると言われています。
クミンシードの効能はそれを予防してくれるわけですね。女性の方には嬉しいスパイスです。
顔のたるみの予防
また体の糖化は顔の肌のたるみの原因にもなるのです。
体内のコラーゲンをダメにしてしまう働きがあります。
ですので、コラーゲンが駄目になることで肌がたるんできたり、くすみができたりします。
たるみなどを防ぐようにクミンシードの効能が働いてくれますよ。
たるみ防止のために、美容液などもいいのですが、クミンシードを摂取したり、あまり糖分や糖質を食べ過ぎないことも大事となります。
骨を丈夫に保つ
私たちの体の骨を構成するもので、重要な成分はコラーゲンです。
コラーゲンは肌だけの物質ではありませんよ。
体の糖化でコラーゲンがダメになるということは、骨もダメになるということなんです。
クミンシードの効能を上手く取り入れて何年経っても丈夫な骨であり続ける生活をここが心がけるといいですよ。
足腰の骨が駄目になったらどうにもなりませんからね
動脈硬化の予防
いわゆる糖尿病などの合併症で恐れられている動脈硬化ですが、体が糖化するということは動脈硬化のリスクが高まるということです。
そして脳動脈硬化を予防や防止してくれるのがクミンシードの効能なんですね。
あまり、たん水化物を食べ過ぎないことも大事なのですが、日常の食事の中にクミンシードを取り入れることも大事かもしれません。
アルツハイマー(ボケ)防止
最後に、アルツハイマーの防止もクミンシードの効能の一つと考えられます。
アルツハイマーの人の体を調べると『体の糖化』の物資が約3倍も多いことが指摘されています。
すなわち、クミンシードの効能で『体の糖化』を防ぐことによってアルツハイマー防止にもつながるということなんですね。
まとめ
はい、ということでまとめてみますと
- クミンシードの特徴的な効能は『体の糖化』を防止
- 骨を丈夫に保つ
- 動脈硬化の予防
- 顔のたるみの予防
- ほうれい線の予防
- アルツハイマー(ボケ)防止
効能といいまして色々とありますからね。
白米を主食とする日本人にとって、クミンシードは病気予防において、とてもすばらしい効能をもたらしてくれます。ぜひお試ししてみてください。