人間の平衡感覚をつかさどる三半規管ですが、乗り物酔いをするかたは鍛えたいと思うことでしょう。たしかに三半規管を鍛えるとジェットコースターや車酔いをしにくくなりそうです。
実際の所、バスのアナウンサーさんや漁師さんは鍛えているそうで、酔いにつよい体質を作っています。当然ですが弱いと仕事になりませんからね。私達もプロの方が行うような、三半規管の鍛え方を行うと乗り物酔いを軽減できます。
ですのでこれを機にぜひお試しください。
今回三半規管を鍛える方法を紹介します。
三半規管を鍛える方法とは
三半規管ですが、最終的には慣れということになります。
なんだかんだ言っても回数を重ねることが大事です。
バレエやダンスをやっている方は、高速スピンを連続でやっても平気だったりします。
これは日頃の練習によってその動きの三半規管が慣れているからです。
プロの方がでも通常とは逆の回転をすると、目が回ってしまうのだそうです。
つまり日頃から三半規管に負担をかけて、おなじ動きに慣れることが鍛えることとなります。
ですのでもし「三半規管を鍛えよう!」と意気込む方は、最終的な目標をきめてその動きに慣れるようスタートしましょう。例えば、船の酔いに慣れるなら船にのることです。バスの酔いに慣れるならバスにのりましょう。
バスの酔いに強いからと言って、船の酔いに強いわけではありませんからね。
漁師の方のようなプロの方は、とにかく回数をこなすのだそうです。
バスガイドさんも最初のころは1日中乗って体を慣らしたりします。
ちなみに、コツは徐々に三半規管を慣らしていくことです。
嘔吐してしまうくらい負担をかけると大変ですので、大丈夫と思えるラインまで抑えて慣れていきましょう。
めまいを上手に使って、三半規管を鍛えよう
さて、どうしても乗り物酔いに慣れないという方もいらっしゃるでしょう。
そんな時はもっと基本的な動きで酔いに強くなることをおすすめします。
めまい(目が回る)を意図的に取り入れることで、三半規管の基礎力を高めるのです。
日常でできる三半規管の基礎力を付ける方法を紹介します。
基礎の力を上げることで、その先に進めますからね。
酔ってきたと感じるまで続けましょう。そして酔ったと思ったら動作を止めて三半規管を休めましょう。
■回転をする
1.その場をくるくると回る、目安は30回。キツイと思ったら回数を減らす。慣れたら回数を増やす。
2.回り終えたら片足で立ってバランスを維持する。バランスが安定するまで立ち続ける。
慣れてきたら、目をつぶってくるくると回る。逆回転で行う。
■連続でんぐり返し
1.でんぐり返しを連続で行う。目安は10回。
2.慣れてきたら後転も。
■逆立ち
1.床に背中を付けて逆立ちをする。目安は30秒
■連続側転をする
1.広い場所で連続で側転をする。目安は10回。
2.逆の側転も連続で行う。
このように目が回ったり酔う動作を、日常で少しずつ取り入れていきましょう。
ある程度慣れてきたと思ったら、目標の乗り物にのったりダンスの回転をしていきましょう。
大事なことは慣れるまで毎日継続することです。毎日続けていけば次第に慣れていきますからね。