嫌いな子供はほぼいないシャボン玉。
大人のみなさんも小さい頃はシャボン玉で遊んだことでしょう。
楽しいのは良いのですが、シャボン玉液を誤って飲んでしまうお子さんもいらっしゃると思います。もしシャボン玉液を誤飲したらどうしたらいいのでしょう。
今回は子供や赤ちゃんがシャボン玉液の誤飲したときの対処について紹介します。
赤ちゃんや子供がシャボン玉液を誤飲したら?対処や処置方法を紹介
まず親御さんは落ち着きましょう。
シャボン玉液は重症になるほど危険なものではありません。
もちろん嘔吐することはあるかもしれませんが、落ち着いて対処すれば大丈夫です。
シャボン玉液を飲んでしまったお子さんには次のことをしてください。
・沢山の水を与える、または牛乳や豆乳を与える。
沢山の水を与えるのは、体内からシャボン玉液を早く洗い流すためです。
シャボン玉液を飲んだということは、体内に汚れがついたということです。
体外(手や体)に汚れがついたら水で洗い流しますよね。体内も同じように水で洗い流せば良いのです。
また牛乳や豆乳を飲むのは胃に膜を作って、胃がシャボン玉液の吸収をしないようにするためです。お子さんが好きではないなら、牛乳や豆乳は無理に飲ませなくてもいいでしょう。
このようにしてシャボン玉液をはやく洗い流してしまいましょう。これで解決です。
シャボン玉液は危険なものではない
さて、実はシャボン玉液を飲んだというのは大きく騒ぐほどのことではないのです。
基本的には市販のシャボン玉液は安全といえます。(もちろん飲んで良いものではありませんが)というのもシャボン玉液の安全性を審査して、販売を許可する審査協会のような団体があるからです。
1.財団法人・日本文化用品安全試験所
2.全国シャボン玉安全協会
上記の2団体が製品化するにあたって、本当に大丈夫なのかを審査します。
泡のポイントとなる界面活性剤の濃度はこすぎないか、重金属が入っていないか、蛍光増白剤と呼ばれる成分が入っていないか…などです。
そして審査に合格したらSTマークと呼ばれるマークが付きます。
おそらく多くのシャボン玉液についているはずです。
もしついていない場合は、今後はSTマークを選ぶようにしましょう。
STマークのついたシャボン玉液の界面活性剤の濃度は3%以下です。
そして残りは単なる水です。すなわちシャボン玉液の97%以上は水なのです。
シャボン玉液を誤飲したときの症状と、親としての心構え
もしシャボン玉液を誤飲した場合、どのような症状が起きるのでしょうか。
よくある症状としては…
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- 嘔吐
- 喉や胸のあたりの痛み
という症状があります。大変ではありますが、時間経過とともにおさまります。
ですので、小さなお子さんには良い学習になったとおもいます。
体が不調になるということは良いことではありませんが、これも成長のひとつだということで温かく見守ってあげてください。